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FATの商品は一つ一つが手作り。
小さな工房ですが、アイテムがとにかく沢山あります。そして様々な素材を使用しています。 デザインから製作までををすべて自分達の手で行っています。 新しい素材を使用する時に、そのものの背景を知ることがあります。 名前の由来や発見された時の物語、それがとてもドラマチックだったりしたら、いっそうその素材に愛着が湧きます。 FATの商品にも、そんな愛着がプラスされることを願って.... このブログではそんな素材の背景にも触れていきたいと思います。 今日は木材のブナについて。 ブナ<山毛欅>beech ブナ科ブナ属 高木になる落葉広葉樹・樹高20〜25M 北海道西南部から、本州、四国、九州の温帯に広く分布することから、温帯のことを ブナ帯とも言うそうです。 かつては乾燥時に狂い*やすいことから、用材としては価値が無いとみなされ、 パルプなどに使用するため、高度経済成長と共に、伐採が急速にすすめられました。 雨の貯金箱と呼ばれるブナ林を保護しようという動きが高まったのは、最近のことです。 木へンに無と書いて、ブナ。とあてられることもあります。 "木では無い"からではなく、かつて日本列島が隅々まで広くブナ林に覆い尽くされていたため、無限に広がるその姿から。という解釈が好きです。 蓄積の多かった木で、最近では乾燥技術が発達し、用材としても沢山出回るようになりました。 その恩恵にあずかることができた私達は、ブナの木を無駄にせず、ていねいに作品に使用していきたいと思っています。 心材は淡褐色、辺材は白色。堅硬で均質。 板目面に紡錘形の焦げ茶色をした点がみられます。 ヨーロッパでのブナの名前。 ブナの学名はFagus Crenata Blume. "Fagus"はギリシャ語の"phago"(食べる)に由来。日本では「そばぐり」と呼ばれる、どんぐりのようなブナの堅実が食べられることから。 イタリア語の"Faggio"にも同じ意味があります。 また、スウェーデン語では"Bok"、ドイツ語では"Buche"と呼ばれ、どちらも(本)の意味。かつてブナの木を薄く削って、本が作られていたことがあったそうです。 FATでは白っぽい木を使いたいと思ったアイテムのほとんどに、ブナが使用されています。そのくらい白色がきれいで、身近な木材です。 ブナの木を使用したFATのアイテム リズムボール、HOME、motie/ヘアゴム など。
by fat-nat
| 2006-07-14 02:26
| 素材の背景
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